アイデアノート
メニューブックの少し違った使い方
さて、表題に上げました「メニューブックの少し違った使い方」とは
一体どんなことでしょう?
お客様からよくあるご相談の一つに
「中ビニールを使わずに、直接紙をセットすることはできますか?」
というお問い合わせがあります。
少し特殊な方法ですが、メニューブックは種類によっては
直接紙をセットしてお使いいただくことも可能です。
今回はそちらの方法に向いているメニューブックの選び方と
中ビニールを使わずに、用紙自体を強化する加工の紹介について
2本立てでご紹介いたします。
中ビニールを使わない場合のメニューブック選び
オススメ1:スライドタイプのメニューブックを選ぶ
メニューブックには、デザインやサイズ、素材の違いのほか
まったく同じデザインでも、メニューを固定するタイプに、ピンタイプや紐タイプ、
スライドタイプやバインダータイプなど、幾つかのパターンがあります。
コチラの中で中ビニールを使用せず、直接紙をセットするには
紙の負担が少ない紐タイプかスライドタイプをお選びください。
使い方の方法は、メニューにする用紙に2穴パンチで穴を開け
2穴用の金具を装着します
装着した金具をスライドタイプの溝に滑らすと
金具がストッパーになり外れることなく固定されます。
装着完了!!
しっかりと固定され、抜けません。
スライドタイプの人気メニューブック
オススメ2:紐タイプのメニューブックを選ぶ
スライドタイプのメニューブックの他、紐タイプのメニューブックも
用紙のままメニューに使用することに向いています。
使い方は簡単です。
紐タイプなので、メニューをそのまま挟むだけ!
このような感じなら、どんなメニューブックでも
用紙のみの応用ができるんじゃないかと思うかもしれませんが
中ビニールナシの用紙だけの状態ですと紙の強度が足りず
ピンタイプのメニューブックなどではすぐにやぶれたり
ピンとの接地面がくしゃくしゃになってしまったりしてしまいます。
そういった理由からも、中ビニールを使用しない場合のメニューブック選びには
スライドタイプか紐タイプをおすすめしています。
紐タイプの人気メニューブック
[オススメ]メニュー用紙を強化する
さきほど、中ビニールを使用しないメニューブック選びのオススメとして
スライドタイプと紐タイプのメニューブックをご紹介しました。
とはいえ紙は紙ですので、用紙がむき出しの状態では
濡れて文字が滲んでしまったり、汚れがついてしまったりと
飲食店で逃れることの出来ない水気に弱いという点があります。
そこでご紹介したいのが紙に表面加工を施し、水気や汚れに強くする方法です。
また表面加工をすることで、強度も増して折れ目が破れにくくなります。
人気の表面加工3種類
表面加工の中でもっともポピュラーでオススメなのがPP加工とパウチ加工です。
PP加工とは紙の表面に透明なシートを圧着させる方法で
光を反射させるクリアタイプの加工と、光の反射を抑えるマットタイプの加工があります。
(PPはポリプロピレン、パウチ(PET)はポリエチレンテレフタラートの略です)
上の写真は、左からマットPP、クリアPP、パウチ加工の順に並んでいますが
表面加工はどうしても写真では伝わりにくい手触りの良さや質感がありますので
伝えられることをできるだけわかりやすく表記していこうと思います。
マットPP加工
光の反射を抑えたマットな質感が人気のマットPP加工。
見た目は普通の上質紙のように見えますが、手触りがよく
マットな質感のシートが圧着されていますので
多少の水気も弾く効果があります。
クリアPP加工
クリアPPは、マットPPに比べて、キラキラとした光の反射が見えるのが
写真でもわかると思います。
こちらも光を反射するシートが用紙に圧着されていますので
マットPP同様に多少の水気も弾く効果があります。
しかし、クリアPPとマットPPのどちらの加工にも言えますが
紙の表面への水気には強くても、
紙の断裁面(紙のサイド)からの水気にはあまり強くないため、
長い歳月使用しているうちと、紙の端から傷んだりPP加工が剥がれてくる難点もあります。
ですが、そのままむき出しの紙を使用するよりは確実に紙を強くしています。
パウチ加工
最後にオススメする表面加工として、パウチ加工があります。
こちらは表面と裏面から紙を挟み込んでコーティングする加工で
今回ご紹介した表面加工の中では一番強度のある加工で、
触り心地もしっかりとしていて、PP加工で難点としていた
サイドからの水気にも強いです。
強度比べ
こちらはマットPPを手に持って折り曲げたイメージ
ほどよい弾力があり、また、メニューブックに挟む際は
自力で簡単に折り目をつけることもできます
こちらはクリアPPを手に持って折り曲げたイメージ
マットPP同様に、ほどよい弾力があります
自力で簡単に折り目をつけることもできます
こちらはパウチ加工した用紙です。
しっかりとした強度があり、キレイに折り目をつけるには
カッターの刃の裏などを使用する必要があります。
3種類の加工の中では、一番安定感があります。
ちなみにこちらは、何も加工していないコピー用紙(上質紙)です。
少し折り曲げただけで、簡単にシワになってしまいました。
このままでも十分メニューになりますが、より強度を持たせる意味でも
表面加工をオススメしています。
応用、スジ入れ加工
また、紐タイプで使用する場合は、二つ折りにして真ん中縦にスジを入れます。
スジを入れることで紙が固定されやすくなり、ページも捲りやすくなります。
スライドタイプで使用する場合は、綴じ側から約1センチのところに縦にスジを入れます。
セットして丁度折れ曲がるところです。こちらもページが捲りやすく使いやすくなります。
いかがでしたか。
少し特殊な使い方ですが、工夫次第で
これまでと違ったメニューブックとしてお使いいただけます。
attaでは、今回ご紹介した加工はもちろん、メニューの印刷も承っていますので
どうぞお気軽にご相談ください。
※注意点
メニューブックに直接紙を取り付けてお使いいただく場合、
ビニール入れた状態と比べてどうしても傷みやすくなります。
メニューは少し多めに作成されることをおすすめします。
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